【マウスピースについて】
人それぞれ顔の形が違うように、それに合ったマウスピースも変わってきます。購入の際には実際に楽器屋さんに自分の楽器を持っていき、色々と試奏をさせてもらいましょう。
また、マウスピース選びの際にも、習っているプロ奏者の先生がいらっしゃる場合は事前に相談をするか、出来れば立ち会って頂き一緒に選んで頂くのがベストです。
なお、自分に合ったマウスピースは「自分・楽器・マウスピース」の3者のバランスでも変わってきますので、新しく楽器を購入した際や部活内で使用機種が変わった際にはマウスピースも変えた方がいい場合があります。
マウスピースは唇の振動が最初に伝わるとても大切な場所です。汚れがたまってくると音や吹き心地に大きく影響しますし、バイ菌がどんどん増えて健康にも悪影響ですから(口によく出来物ができると悩んでいる方、マウスピースは清潔にしていますか?)、毎日必ず掃除をしましょう。専用の洗浄スプレー(除菌効果があるので)とマウスピーススワブを使っての掃除がお勧めです。
【お手入れで見落としがちなポイント】
管内の汚れは音質やピッチ、バルブの動き、吹き心地、反応等、演奏に強く影響するのはもちろん、中でバクテリアやカビがたくさん繁殖して健康にも害を及ぼします。是非こまめに掃除するようにしましょう。
基本的な掃除の仕方は皆さん部活の先輩や身近な先生、楽器屋さん等から教えていただいてよくご存じかとは思いますが、見落とされがちなのがレシーバーというマウスピースを差し込む部分です。ここはご覧の通り息の入り口で、楽器が音を発生させる上でとても大切な部分です。
皆さん楽器全体を丸洗いする際にはもちろんこのレシーバーも洗って下さっていることとは思いますが、ここに汚れがたまると演奏や健康にすぐに影響してくることはもちろん、たまった汚れやバクテリアが息と共にどんどん管内の奥に運ばれて行ってしまうので、レシーバーは頻繁に掃除することをお勧めします。
棒に巻き付けたガーゼにマウスピース洗浄スプレーのようなものを吹きかけて拭いたり、1番ピストンを外した状態でスワブを通したり等、簡単に掃除できる部分ですので是非清潔に保ってみてください。
また、学校部活の楽器でピストンのフェルトがぺしゃんこになってしまっているものをよく見かけます。これではバルブ内の息が通る部分と楽器本体の管の位置が正確に合わず、演奏に多大な影響を及ぼしてしまいます。フェルトはいつも正しい厚さを保つようにしましょう。
Commentaires