マラン・マレは当時のヴィオラ・ダ・ガンバの名手であり、やはりボワモルティエ同様フランスバロックを代表する作曲家でもあった。
ガンバのために数多くの名曲を残しているが、中でも取り分け有名なのがヴィオール曲集第2巻に収録されているこの「スペインのフォリアによる変奏曲」。
バロックアンサンブルと共にガンバで演奏されることはもちろん、無伴奏フルートで演奏されることも多い。
序文にもあるが、高校生時代の新井が大きく影響を受け愛聴していたフランスを代表するフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパルの小品集にこの作品が収録されており、その思い出と共に、今回ユーフォニアム用に編纂し録音をした。
本来主題と31の変奏からなる作品であるが、その中から主題と14の変奏を選んでいる。
シンプルな構成ながらも、ニュアンスやキャラクターに富み、非常にドラマチックな作品である。
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