3rdアルバムの発表を目前に、2019年にリリースした2ndアルバムについてあれこれ綴って参ります。
当アルバム1曲目に置いているのは、自作のソナタ第2番。
ソナタ第1番は「NASOTA」というタイトルを付けていたけれど、この第2番も基本的なコンセプトは変わりません。
クラシック音楽のソナタという枠組みに色々なジャンルの音楽を当てはめて書いてみました。
第1楽章はシンプルなソナタ形式。第2主題と展開部がラテンで書かれています。
特に展開部はチェイスになっていて、ソロとベースラインを行ったり来たりするのでかなり忙しく、練習当初はグルーヴをキープするのが難しかったりリズムが乱れがちになっていたのですが、
そんな時に助けてくれたのが愛用のこのメトロノーム。
なんと、クラーヴェに設定できるのです!おかげでかなり練習がはかどりました。ほんっとうに助けられました。
第2楽章はビギンで書いています。ちょうどこの曲を書く少し前に録音のお仕事でビギン・ザ・ビギンのアレンジを演奏したのですが、そこからしばらくビギンの感じが頭から離れなくなり、必然的にこの楽章が出来上がりました。
第3楽章は「Rondo alla Zingarese」と題しています。クラシックファンの方ならピンとくるかと思いますが、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番の第4楽章からその名を頂いています。ブラームスのスタイルで書いているわけではないのですが、Zingarese(ジプシー風)のRondoであることから、大好きなこの曲の名前を拝借しました。高校生のころ、ハンガリーのヴァイオリニスト、ロビー・ラカトシュが大好きでよく聞いていたこともこの曲に影響しています。
中間では4ビートのスウィングも登場します。
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